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2015年 01月 03日

今年のお節と朱の色


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黒豆、田作り、昆布巻き、なます、煮物、二色卵、のし鶏。
手元にあるもの、頂き物、畑の野菜などを使って作った七品。
黒豆は28日から準備し、田作りは30日、その他は大晦日にできあがった。
菊花かぶなどあと3品くらい作りたかったけれど、まあ、無理しない程度にということでこれが我が家の今年のお節。

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毎年参考にするのは、昭和51年の「きょうの料理」。
土井勝さんがお豆の煮方を紹介していたり、若いころのバーバラ寺岡さんの写真が広告に載っていたり、毎年見ては、懐かしい!と楽しむ。

フランスへ持ってきた亡き両親が使っていた、お屠蘇のセット、お重箱、お椀、これは大事な宝物。

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それぞれ朱の色が使われてるけれど、それぞれ異なる朱の色。
そして、この朱の色はこちらでは見られない色。私には日本の色と思える色。

お椀は、岩手県の伝統的工芸品漆器「秀衡塗(ひでひらぬり)」。
この漆器たち、どれも40年は経ってるかな。

お節には、日本の文化、日本人の知恵がぎゅーーっと詰まっている。
甘いの辛いの酸っぱいの・・・いろんな味があって、お砂糖、おしょうゆ、お酢、みりん、塩、基本の調味料が上手に使われてて、ほっとする味だ。
裏ごししたり、蒸したり、すり鉢ですり潰したり、調理のしぐさそのものもちょっと芸術的。
他にもたくさん、いろんな伝統が見え隠れするお正月のお料理。
みんなで大事にして、少しでも後世に伝えていけたらいいなぁ。


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明るい朱色とは全く違う外はグレーの世界。

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風と雨の1月3日。

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「あたしはのんびり寝正月♪」 ^^

by echaloterre | 2015-01-03 23:23 | 日常の特別 | Comments(8)
Commented by nick-2 at 2015-01-04 11:04
あけましておめでとうございます。
手作りの御節さすがです。
我が家よりよっぽど日本的、参りました。
Commented by utaka at 2015-01-04 21:20 x
上手におせち料理ができてますね。
おいしそう!!
何事にも丁寧に取り組むりんご姫ちゃんですね。
ところで、そちらに塗り物を持って行ってて、大丈夫ですか?
日本の様に湿度のあるところでないと、傷んでしまうのではないかと気になりますが。

ほっこり寝ているかっちゃん、幸せそう~~。
Commented by miki3998 at 2015-01-04 23:44
こんばんは、コメントはこちらからゆっくりと。
御節の材料、よく揃いましたね。手作りや昆布巻き、素晴らしいわ。私は母に甘えて昆布巻きはもちろん、そのほとんどが里から送られてくるので、黒豆と叩きゴボウ、クワイと野菜の煮物だけ自分で作りました。こんなに楽できるのはいつまでなのかと思いながらありがたく家族で暖かいお正月を迎えました。
秀衡塗り、年代物なのにデザインが古くないんですよね。とても気に入ってます。ご両親がお使いだったお屠蘇の酒器もおめでたくて魔除けにもなる朱赤、素敵です。大事にされてるのもわかります。今年も穏やかに過ごしたいですね。
Commented by アンジー at 2015-01-05 06:08 x
☆ おはようございます ☆

すごい すごい お節
上手ですね~ ♪
ご両親さまの 使われてた 塗りの器も そして ご両親さまも きっと 喜ばれていることでしょうね(*^o^*)

うちの母も 土井勝さんの 黒豆の レシピでした ♪ 私は お豆 の 量を 300グラムに 減らして 毎年 作ってますよ(^O^)

いつまでも 元気で 作り 続けたいですよね♪~θ(^0^ )
Commented by echaloterre at 2015-01-05 09:12
♯ nickさん、こんばんは☆

あけましておめでとうございます。
こちらだと自分で作らないと食べられないので、作るようになりました。^^*
私も日本にいるときは、こんなには作らなかったですw
Commented by echaloterre at 2015-01-05 09:15
♯ utakaさん、こんばんは☆

少しですが上手に!できました。^^* なかなかおいしくできましたよ。
見えないところで手を抜いてるところもあります~w
フランスは夏は湿度が低いけど、秋冬はわりと雨が多くてそんなに乾燥してないので
塗り物にも問題はないようです。
冬は日本の方がずっと乾燥してるわね。
Commented by echaloterre at 2015-01-05 09:24
♯ アンジーさん、こんばんは☆

お節、上手にできました。^^*
そうですね、両親と一緒にお正月を過ごしているような気持ちになります。
きっと天上の両親もそう思ってくれてるんじゃないかな。

母は、若い頃、魚菜さんのところでお料理を習っていたので母のレシピはそのレシピだったんじゃないかと思います。
私は、この本の中の別の方のレシピで黒豆を作って、カップ1杯くらいかな。
お正月をお正月らしく過ごしていくと、なんだか長生きできるような気になります♪
Commented by echaloterre at 2015-01-05 10:56
♯ mikiさん、こんばんは☆

乾物は友人たちが送ってくれました。ありがたいことです♪
ごぼうと大根は畑からとってきましたよ。
母上から送られてくるお節料理、おしいでしょうね。いいな~。
私は早くに母が亡くなったので、大人になってから母に甘える機会がなくてとっても残念に思うことしばしばです~。^^*
秀衡塗り、時が経つにつれていい風合いになっていくのもいいですよね。
こうやってお正月をお正月らしく過ごすと、なんだか穏やかな一年になるような気がします。
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