カテゴリ:書いておきたいこと・社会( 15 )


2016年 04月 17日

こんなときは


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自分の無力さを感じたり
命のはかなさを思ったり
世の中を空しく思ったり

こういうときは

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美しいものを見て「美しい」といい

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空の雲を見て「雲だな」といい

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新しい芽を見て「新緑の季節だな」といい

そうしてゆっくり歩いて
ひとつため息をついて

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命の目を覚まそう

今はそういうとき

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by echaloterre | 2016-04-17 23:50 | 書いておきたいこと・社会
2016年 04月 16日

雨の朝


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しとしと雨が降っています。

九州も雨になるのでしょうか。
不安や心配、驚きや悲しみの叫びが聞こえてきます。
自然は自然のサイクルで動いているのでしょうが
どうぞ早く地震が収まりますように。
落ち着いた時間が早く戻ってきますように。

今日は雨の日、祈りの日。

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by echaloterre | 2016-04-16 18:48 | 書いておきたいこと・社会
2016年 03月 11日

希望


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「希望」という字を習字の時間に書いたのは、中学や高校の時、
今から35年ぐらい前のことだ。
その時、果たして「希望」の意味がわかっていただろうか・・・
そう考えるようになったのは、2011年の東日本大震災の後からだと思う。

2010年の秋に日本へ行ったときの、眩しく美しい紅葉や黄葉が忘れられない。
乳がんの治療が終わって約1年経ったときに受けた検査で再検査が必要になり
その結果に問題がないとわかったとき、飛ぶように日本へ行ったのである。

その翌春に大震災が起きた。
ちょうど健康を回復しつつある時期に起きた震災と自分の病気や闘病のことを
重ねずにはいられなかった。

先がどうなるかわからないときは、とにかくその日その日にできることをするだけだ。
治療のために、できることが限られていたとき毎日口にしていた言葉は
「もうちょっとだけ頑張ってみようかな」「ちょっとだけ頑張ろう」というものだった。

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おそらく、震災の地で暮らしてる方々も、5年前、そして今も
そういう思いで日々を過ごしてる方が多いのではないかと思う。

希望というものがなんであるか
それは人それぞれであると思うけれど
一日にひとつでもふたつでも小さな幸せを感じることがあれば
そこから小さな希望が生まれていくのだと、私の小さな経験から感じている。

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そして、小さな幸せが何かということも、また人それぞれで
おいしいなと思うものが食べられることかもしれないし
誰かとにこっと笑いあえることかもしれないし
青い空を見ることかもしれない。

希望は、
その字を習字の時間で書いていたときも今も、漠然としたものではあるけれど
今は、それが大事なことと、自分にとって何が幸せなことかは、はっきりしている。

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今は、日本もフランスも世界も、先がとても明るいとはいえない状況にあるといえると思う。
そんなときに必要なのは
現実逃避やうそや幻想ではなくて、知恵を出し合っていくことではないかとつくづく思う。

年配の人は、今まで経験したことの中から得てきた知恵を
若い人は、知らないからこそ感じる疑問や、若いからこそ考えられるアイデアや
そういうことをどうにか結集して、どこかに道を見出していかなくちゃ。

FUKUSHIMAという地名は
東京に次いでフランス人が知っている日本の地名になっていると感じる。
フランス人の友人たちは、必ずと言っていいほど、電話などで話しをするときに
福島はどうかと、心配して聞いてくれる。
国ごとだけではなく、世界で知恵を出していく、そういうことも始まっていると思う。

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5年前の3月11日が命日になった方々
さらには、71年前の東京大空襲の日が命日になった人たちが
今日は天上で大きな会議を開いてくれているといいな。

そして、地上にいる人たちにはなかなか見えない全体的なこと
何が大事なのかということ
そういうことを私たちに知らせてくれるといい。

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被災地で苦労の多い生活をしている方々が、少しでも幸せを感じるときが多くあるように
また、福島の原発処理のために命がけで働いている方々に思いを馳せながら
人々の知恵が形となっていくことに、私も力となれるように

そういう思いがこみ上げてくる5年目の3月11日である。

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by echaloterre | 2016-03-11 21:46 | 書いておきたいこと・社会
2015年 11月 30日

Générations Bataclan バタクラン世代 -パリのテロ事件から2週間が経って


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(モンマルトルの丘から眺めるパリの街 10月19日撮影)


11月13日のパリのテロ事件から2週間が経って、27日の金曜日には、パンテオンで追悼式が行われた。

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式典で歌われた"Quand on n'a que l'amour" 愛だけがあるとき



27日のリベラシオン氏の一面には犠牲者の名前と年齢が掲載された。

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年齢を見てわかるように、若い人たちが多い。
この13日のテロは、1月のシャルリー・エブドの事件と違って、一般の人、
特に楽しむことが好きで、オープンで、コスモポリットな若い人たちが標的になった。
事件後に、そんな若者たちをバタクラン世代と呼ぶようになった。

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(バタクラン劇場 11月17日 20minutesの11月26日の記事から写真をお借りしました。)


バタクランは、多くの犠牲者がでた劇場の名前だ。
事件当日、アメリカのグループのコンサートを1500名の人たちが見に来ていて
そのうちの89人が亡くなった。
先日会ったフィフィ兄の話では、孫のエリオットの友だちもその中に含まれていたそうだ。
エリオットは私も彼が3歳の時から知っていて、今は20になっているだろうか。
その彼が小さい頃から一緒に育ってきた友人が犠牲になったと聞くと、怒りの気持ちが大きくなる。

今、市民たちは、下記で紹介している事件で妻を亡くしたアントワンヌ・レリス氏の手紙にもあるように、怒りの気持ちをどうやってよい方向へ向けていこうか、思案してるところだと思う。

時間が経つにつれ、少しずついろんなことがわかってきているが、犯人を捕まただけでは解決しない根の深い問題がたくさんあることに気づかされる。

この事件には、中東の情勢から、現在の社会のこと、若者の心理、インターネットの存在等々・・・いろんなことが複雑に絡んでいて
簡単に「武器を使うのはよくない」とか 「欧米のやり方がおかしい」とかいう言葉で片付けてしまうわけにはいかないのだなと
私自身、この事態をきちんと理解したいという思いで、フランス人と話をしたり、テレビの討論を見たりしながら考えている最中である。

24日の時点で、この事件で怪我をして病院に入院中の人は161人、そのうち26人は重篤な状態だそうだ。




* テロのことや、フランスの事情を知る手がかりとして、冷静で的確に書かれていると思われる記事をいくつか載せます。

☆ いままでと同じ生活をする、それがテロへの答え 【パリ同時テロ点景】11月25日付
テロ後のパリの日常について

フランス人記者が語るテロとの戦い「憲法9条のある日本は軍事介入とは距離を置くべき」11月26日付
フランスのル・モンド紙の東京特派員フィリップ・メスメール氏へのインタビュー記事

テロの温床「モレンベーク」を歩く(上)複雑に絡まる人間関係11月25日付
テロリストたちの多くが幼少時を過ごし、あるいはその後出入りしていた地域、ベルギーの首都ブリュッセル西郊のモレンベークの街から事件の原因を考える。

パリ同時テロが示すもの(下) 欧州の自由主義に打撃 11月25日付
テロ対策としてどんなことをしていくべきなのかを考える。

☆ “あなたたちは私の憎しみを得ることはできない”
13日のテロ事件で妻を亡くしたアントワンヌ・レリス氏の手紙の訳を載せているDominick Chen氏のブログ


11月17日の投稿にも2つの記事を紹介しています。→ "パリ"
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by echaloterre | 2015-11-30 23:18 | 書いておきたいこと・社会
2015年 11月 20日

Fluctuat nec mergitur 揺蕩うとも沈まず


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(10月21日撮影)


Fluctuat nec mergitur フルクトゥアト・ネク・ メルギトゥル 揺蕩う(たゆたう)とも沈まず


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パリ市の紋章にあるこのラテン語の標語は、16世紀から続いているそうだ。
「どんなに強い風が吹いても、揺れるだけで沈みはしない」
11月13日のテロ事件以降、この標語が人々のひとつの支えのようにあちこちに現れている。

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事件現場のそばのサンマルタン運河脇に描かれたFluctuat nec mergitur。

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本来は、こういう落書きは禁止されているけれど、これを見ていた警官もじっと見ている姿がニュースに映っていた。

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何があってもパリは生き続けるよ。

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怖がらない。

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このことは、そのまま民主主義についてもいえることだと思う。
大きく揺れても沈まないように、沈めないように
そのためには、やっぱり市民が頑張らないとね。

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舟の絵の横にあるのは、生命力や永続の象徴のヨーロッパナラ(オーク)の葉と勝利のシンボルの月桂樹の葉

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Fluctuat nec mergitur フルクトゥアト・ネク・ メルギトゥル 揺蕩う(たゆたう)とも沈まず!

*2枚目以降の写真は、パリ市の18日、20日の写真をお借りしました。
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by echaloterre | 2015-11-20 23:38 | 書いておきたいこと・社会
2015年 11月 17日

"パリ"


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Liberté 自由 ・ Egalité 平等 ・ Fraternité 友愛
これが簡単に実現するなら、国のdevise(モットー、標語)として掲げられたりはしない。

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パリの街には、いろんな意味合いが込められていると思う

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開放的で自由で

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誰もが本音で話しあったり、冗談を言い合ったり

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そういうフランス的民主主義の象徴がパリであり

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カフェやレストランのテラスだったりするのだ。

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民主主義の国と言いはするけれど

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フランスにせよ、日本にせよ、アメリカやドイツやイギリス、その他の国にせよ

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実はまだ本当の民主主義がどういうものなのだか、わかっていないのかもしれない。

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明日の民主主義に向けて試行錯誤してる

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その試行錯誤してる姿の象徴もパリなのかもしれない。

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13日のパリのテロ事件は、決してパリやフランス、ヨーロッパだけの問題ではなく

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アメリカや日本、その他、世界全体の問題だ。

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まずは、誰もが、自分のいる場、生活の場で、
それぞれができるだけテロの事実を知ること、知るように努力することが大事だと思う。

日本にいるみなさんも、遠い国のことで「怖いわね」「どうしてこういうことがおきるのかしら」と言っているだけではなく
その「なぜ」を探ろうとしたり、「じゃあ、こういうことが起こらないようにするにはどうしたらいいのだろう」と
それぞれが考え始めないといけない時期なんじゃないかと思う。

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テロの犠牲になって亡くなられた方々のご冥福を祈り、今も治療中の被害者の方々のことを思い、
パリの街、そしてフランスを愛するものとして、また祖国日本を愛するものとして、今思うことを書いてみた。

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トリコロールは、フランスを愛する心、大事に思う心、Liberté 自由 ・ Egalité 平等 ・ Fraternité 友愛を目指す心の象徴であるように思う。
(エッフェル塔のこの写真は、パリ市のページからお借りしました。その他の写真は、10月半ばにパリへ行ったときに撮ったものです。)

* テロのことや、フランスの事情を知る手がかりとして、冷静で的確に書かれていると思われる記事をいくつか載せます。

☆ 2015年11月16日放送 NHK クローズアップ現代 「緊急報告 パリ"同時テロ"の衝撃
放送内容の全てをテキストで読めます。

☆ なぜ事件は「東半分」で起きたか?「パリ同時テロ」の現場を歩く
  パリのどんな場所でテロが起きたかがわかります。

  
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by echaloterre | 2015-11-17 23:58 | 書いておきたいこと・社会
2015年 11月 14日

平和あってこそ


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穏やかな日々、平和というものは、もろいものなんだな。
努力しないと守っていけないものなんだな。

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1月に起こったシャルリ・エブド事件以降、特に社会の危機を感じているけれど
13日に起こったパリのテロ事件で、こういう事件を防ぐのは非常に難しいと思い知らされ、
無力感を覚える。

気がついたら「平和あってこそ・・・」と何度も繰り返していた。

Liberté 自由 ・ Egalité 平等 ・ Fraternité 友愛

人間の課題は、形は変わってもいつの時代も同じなのだな。
無力ながらも小さな努力を続けるしかなのだな。


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心配してくださって、メールをくださったみなさん、ありがとうございます。
気を付けて生活していきますね。

しばらくコメントお休みします。
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by echaloterre | 2015-11-14 23:23 | 書いておきたいこと・社会
2015年 08月 09日

2015年8月9日に見つけた伯父の思い


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雨の朝

8月9日、1945年から70年目。

静かに時間を過ごす中で
戦中戦後と抑留生活を送っていた伯父が、当時のことを少しだけ書いたものを見つけた。

「かつて第二次大戦中の東北中国で、ソビエト参戦の電波をキャッチし演習地から部隊へ炎天下の強行軍をする途中、二十六歳で命が終わりかと思うと涙が溢れて止まらず、上を向いて歩き続けたことがあったが、その記憶は生々しい。若い方々がこれから平和な環境の中で勉強が続けられるように祈ってやまない。」

1980年1月28日記

戦後35年目に書かれたものだ。
この文を書いた一年後に伯父は病気のため62歳で亡くなっている。

抑留中にかなり身体を酷使したようで、その後、療養生活を送っていたこともあった。
戦争が一人の人間の生き方、命の時間を変えてしまったのだなと、
もう一度伯父を亡くしたような気持ち、
そして、両親をはじめ、戦争を経験した多くの人たちの生き方や命の時間も変えてしまったんだなという思いになり
空虚になる。


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by echaloterre | 2015-08-09 23:15 | 書いておきたいこと・社会
2015年 07月 19日

南仏の小さい村の小さなソーラーシステム <リュベロンの旅の記録 ④>


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南仏、リュベロン地方の村、ルシヨンの駐車場のパーキングメーターは自立している。
小さなソーラーパネルが電気を供給している。

我が町でも、バス停のバスが何分後に到着するかなどの小さな電光掲示板のための電力は、備え付けの小さなソーラーパネルを利用しているところもある。

こうやって、それが可能な場所では、小さな努力、小さな工夫で資源を得られていけたらいいなと思う。


5月23日に、「八ヶ岳の麓の森や景観を守るために」という記事をかきましたが
その後も、
mukai-messageさんのブログ 八ヶ岳南麓《hokuto地域ブログ》 には、関連する記事が載っています。


北杜市に激増し続ける山林伐採 と 太陽光発電パネル “林立”の怪・・。 6月29日

甲州、信州・・国の内陸部に激増し続ける山林伐採 と 太陽光発電パネル “林立”の問題  7月5日

北杜市の太陽光発電問題から見えてくるものが 哀しすぎるわけ・・ 7月7日


2020年の東京オリンピックへ向けての東京の新しい国立競技場の建築計画が白紙に戻されることになりましたが
環境・景観に関して、もっと多くの人、そして政治家たちも敏感になっていくことを望みます。


もうひと月以上経ってしまいましたが、6月半ばの南仏への旅の記録は続きます。
環境や景観の話もね。
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by echaloterre | 2015-07-19 21:03 | 書いておきたいこと・社会
2015年 07月 15日

平和な朝に


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平和で穏やかな朝が訪れる幸せを私は知っているよ。

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それが先人たちの悲しみや苦しみや痛みや死のおかげであることも。

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戦火の中を逃げ惑った両親、シベリアに抑留された伯父

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仏領インドシナで日本軍に捕らえられていたフランス人の友人の父上

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日本の各地、世界の各地で亡くなっていった人たち

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病気や災害でだって人は死んでいくのに、わざわざ殺し合いをしなくてもいいじゃない。

いつも犠牲になるのは市民。
でも、少しずつその市民だって賢くなって、人間の歴史が戦争の歴史から平和の歴史へと変わるように動いていくよ。

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平和も民主主義も小さな努力の積み重ねで守らなくちゃ。
人一人の人生、そんなに長い時間は生きられないんだから、毎日の小さな積み重ね、小さな努力、小さな平和を大事にしていきたい。
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by echaloterre | 2015-07-15 20:21 | 書いておきたいこと・社会