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2016年 05月 27日

セイヨウサンザシの花の後


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すっかり花びらの落ちたセイヨウサンザシ
これから実ができていくわけだけど
この今の姿も非常に魅力的だ。

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この木の持ち主のダニエルおじいさんが
「いやー剪定するとき、棘があって大変でね」
と言っていた。
まったくもって、痛そうで、大変そうな棘である。

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by echaloterre | 2016-05-27 23:55 | 植物のアルバム
2016年 05月 06日

着物に触れる日 <皐月>

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5月の着物に触れる日には
桐の箪笥からビーズのバッグを取り出してきました。
2年前にも記事にしたことがありましたが
手にするたびに、素晴らしいなと思う工芸品です。


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薄いピンク色のバックの裏側の刺繍


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白いバッグの裏の刺繍


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小さな金具の細工も丁寧に仕上げてあることがよくわかります。
何度見ても、いつ見ても手仕事っていいなという思いになります。


この2つのバックの入っている箱と並んで引き出しに入っている箱には


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結城紬のポーチが入っています。
子どもの頃、水戸に親戚がいたので時々遊びに行っていましたが
その頃に母が買ったもののようです。
使わずにしまってあったわけですが、そうです!
これは普段でもポーチとして使えばいいのです。

そんなことを思いながらポーチを開けてみると


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型崩れしないように入れられていた詰め物に目が行きました。
新聞紙をふわっと畳んで薄紙で覆っている物です。
すぐ見えるところには、銀座の小松ストアーの小さな広告が載っています。

これは開いて見たくなりますね。


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開きました!
昭和48年の新聞でした。
1953年ですね。

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サンケイ新聞の生活欄のようです。
昔から"高級"なものは記事になりますね。


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フランスの育児に関する記事も載っていました。
昭和48年、りんご姫は8歳でした。
いつかフランスで暮らすなんていうことはちっとも考えてなんかいなくて
家の周りの野原で元気に遊んでいた頃です。

こんな新聞が、このポーチの中に畳まれてるということを
2016年5月6日まで知らずにいて
たった今、この新聞を読むおもしろさ!!


長く生きれば生きるほど、こういう楽しみは増えるわけですね。

今度の日曜日は日本では母の日ですね。
フランスの母の日は、5月の最終日曜日です。

子どもの頃には、母の日と言うとカードに必ず「長生きしてね」と書いていたように覚えています。
なぜだろう。
あの頃は、みんなそういうふうに書いていたのかな。

先日、使っているメールアドレスのひとつにOutlookからメッセージが届きました。


**************************
受信トレイからお母さんと通話しましょう
母の日にお母さんと一緒にいられなくても、感謝の気持ちは伝えられます。 Outlook.com で Skype 通話を使用すると、受信トレイから直接通話できます。

***************************


このメッセージを見たとき
おや、これは天上の母ともスカイプでなら直接通話ができそうね!
と、笑いながらつぶやいてしまいました。

普段は、"毛糸電話"で天上の母と話をしていますが
母の日は、是非ともスカイプで直接、映像付きで会話をしたいものです。^^


その時には、
今、マレや街で咲いている花やこの季節の景色を見せてあげたいな。

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キンポウゲ畑はもうすぐ刈ってしまいますよ~

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カラーにはたくさん蕾が付いて


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次々に花が開いていってますよ~


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マレのリラは野性的でしょ。

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白いリラも綺麗ね。

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マレはとってもいいところよ。


そして、犬や猫が好きだった母に
かっちゃんの笑顔も見てもらいましょう。^^

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もちろん今でも天上から見ていてくれているに違いないけれど。^^

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by echaloterre | 2016-05-06 23:37 | 日常の特別
2016年 04月 15日

春雷の日の雲


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雲に誘われて、列車とともにこの道を走って行きたくなる

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美しく怪しげな雲たち

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春の雲というよりは、夏の雲に思える

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空は、もう次の季節へと準備を始めているのだろうか

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白くたちあがる雲

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薄く覆う雲

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そして、真っ白な雲

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旅に誘われているような雲だな

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この日の夜には、雷が轟いた 

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by echaloterre | 2016-04-15 19:32 | 雲のアルバム
2016年 04月 06日

着物に触れる日 <卯月>


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毎月6日に母の着物や小物を手に取ってみることにして
今日が3回目。

4月は、帯。

帯に関して解説する力は私にはないけれど
生地、糸、刺繍、柄、色・・・全てが美しい。

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柄には、花や葉など植物や自然をモチーフにしたものが多い。
着物は、とても自然に近いものなんだなと感じる。
そこに日本人の感性が表現されてるのであって、
それがとても嬉しく思える。

母や母の周りにいた親戚たちは
どんな思いで、この帯たちを選んだのだろう。
畳の部屋でいろんなおしゃべりをしている昭和の光景が目に浮かぶ。


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道端のフウロウソウが、そのまま帯の柄になりそうな気がした。

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梅や

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レンギョウや

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ハンノキの新しい葉

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オドリコソウの踊っている姿も
そのまま帯の柄のように見えてきた。

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by echaloterre | 2016-04-06 23:45 | 日常の特別
2016年 03月 06日

着物に触れる日 <弥生>


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先月の6日、思い立って母の着物を手にして
毎月6日は、着物や小物を手に取って空気を当てる日ということにしてみた。

3月は、帯締めと帯留め。

帯締めの色といい織り方といい、帯留めの形や素材にしても
芸術だな~とため息が出る。

帯締めには、真田紐がよく使われるようだが

ウィッキペディアの説明
「起原は定かではないが、チベットの山岳民族が家畜の獣毛を染め腰機を用い織った細幅織物が
仏教伝来と共に海路日本に入ってきたものが、停泊地の沖縄地方ではミンサー織りになり、
本州では綿を草木で染め織った細幅織物となり後の真田紐になったと言われている。」
とあるのが非常に興味深い。

また別のサイトでは
「エベレスト山脈の北側を起源とし中国皇帝から日本宮中に伝わった組紐と、
エベレスト山脈の南側を起源とし武士や町民を主体として広まった真田紐は
作り方も作者も使用用途もすべてに違いがあります。
一説によれば源氏方は真田紐を平家方は組紐を使用する傾向があったという説も言われます。」
とあり、この記述も興味をそそられる。

着物の世界から、これまた多方面へ話が広がりそうである。

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この帯締めや帯留めは、どんな職人さんが作ったのだろう。
今や、母の着物や小物について知っている人はみな天上に行ってしまったから
上から何かのサインを送ってもらうように頼んでおくことにしよう。^^


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今日もいい雲が出ています。

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ヤグルマギクが咲いてます。

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また鶴の群れが北東へ向かって行きました。

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ヒメオドリコソウが踊っています。

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by echaloterre | 2016-03-06 22:22 | 日常の特別
2016年 01月 12日

空の一日


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朝は東の空にいい雲が浮かんでいた。その時、よし!と目を覚ましたのは、我々だったのか、空だったのか・・・

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南東の空に黒い雲が現れ

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南西の空には、冷たい空気とともにぐんぐんと動く雲。

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いかにも「雪を運んでいくぞ」というように

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膨らむ、

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伸びる。

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南東の空では、太陽と雲の競技が始まる。

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今日の太陽は気が弱そうだ。

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なんとか頑張っている。

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雲の舞いには力が入ってるな。

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ふっと雲の力が抜けたときに、青空が広がりそうになった。しかし、雲は力を合わせ押してくる。

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太陽、再び弱腰になる。

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雲は重なり合えるから、多様な力を発揮する。

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頑張れ、太陽。

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今度は、青空と雲のにらみ合いだ。

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青空は優しいから、雲に道を譲ってる。

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黒い雲は、雨も連れてくる。

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また振出しに戻りそうな空である。

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いちばん暴れているのは風だ。

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しかし、風だってそう息が続かない。

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しばし、休憩、これで一件落着か。

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そうは問屋がおろさない

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再び、風と雲が一緒にやってきた。

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その後、少々雲の意見がうまく一致しなかったのか、散り散りになっていき

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西の方には、真っ青な空。

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ところがどっこい、水色の帯を持つ雲が雨粒を落とした。

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「水色の帯が美しい!」との声援が嬉しかったのか

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目の前で虹が立ちあがった。柔らかい色の虹だ。

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黒と白の雲と水色の空に包まれた空気は、とても冷たくなった。

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そろそろ空も疲れたようだ。

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「雹も時々降って、窓から目が離せない一日でした。」U^I^U*
今日は、我々は長い散歩ができなかったけど、空が我が家の上を散歩していってくれたね。^^

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by echaloterre | 2016-01-12 23:39 | 雲のアルバム
2016年 01月 11日

暦のこと、着物のこと


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紅白の絞りのカメリアの蕾を見たのは、1月5日のこと

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10日には、上を向いて美しく咲いていました。

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風が吹いて、ふわーっと蝋梅の香りがしてきたのは、5日のこと。

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10日には、風がなくても優しい香りがしてきました。

植物たちも毎日少しずつ時を重ねて変化しているのがわかる今日は、1月11日。鏡開きの日です。

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<1月1日撮影>



暦、特に日本の暦を身近に感じ、暦に合わせた料理や食べ物のことを興味深いなと思って、
自分なりに作って食べたりするようになったのは
畑を耕すようになってから、そして、病気の治療後から特にその思いが強くなったように思えます。

先人たちが、その日を大事に扱い、繰り返して行われてきた行事などには
人間の生きる知恵のようなものがたくさん詰まっているように思います。
それをひとつひとつ、きちんと祝ったり、執り行いながら季節を過ごして、一年を過ごす。
そして、それを繰り返して年を重ね、思い出も重なっていく。
その思い出がまた、次の世代に継がれていく。


ブログで知り合った鎌倉にお住いのMikiさんに、数日前
「先日幸田文さんの孫である青木奈緒さんの「親から子、孫にへ きものの愉しみ」という番組がありました。
季節を着る愉しみ、着た人の歴史を着る愉しみ、小物を組み合わせて変わる表情を愉しむ… しまっておかずに着こなしたいですね。」と
青木奈緒さんが、視点・論点で話された内容を教えてもらいました。

視点・論点 「親から子、孫へ きものの愉しみ

このアーカイブに書いてある内容を、長いですが下記に写しました。


 

≪二〇一六年が始まりました。新しい年を迎える表現は、明けまして……という挨拶のほかにも、年始、年頭、初春など、数々あります。時というものは一度過ぎたら二度と戻ってはこないものですから、一年の初めだけでなく、日々新たなのですし、私たちは刻々と、いつも新しい時と向き合っています。

それでも毎日は朝夕のくり返しですし、曜日も月も季節もめぐり、干支も十二年に一度でめぐります。時は過ぎて行くばかりではなくて、めぐるものでもあります。そうした感覚から、「年が改まる」「年立ち返る」という表現も生まれるのでしょうか。単に新しい年の初めというだけでなく、改まる、立ち返るということばには、一度立ち止まって思いを新たにする、旧年に思うように運ばなかったことがあれば、その点を改め、そして、これまでつづいてきたお手本となるもの、基本となることを再確認して、今一度居ずまいをただして気持も新たに始めるという意味がこめられているように思います。

その意味でお正月に着るきものは、常普段とは気持の上で少し違う、改まった感覚があります。今日、私が着ている梅の小紋は、祖母の幸田文が私がまだ小さかったころに先行き着るようにと用意してくれたものです。毎年、一月、二月の梅の時季にはずっと着ていて、また季節がめぐって、今年もまた梅の柄が小さいのを頼りに身につけてみます。時は過ぎて行くものですから、もう今年あたり着納めでしょう。

祖母はこのきものとは色違いで、赤地に白梅の小紋も一緒に用意してくれていました。地色が赤でより派手ですから、もっと若いころに着ていましたが、祖母が色違いで支度してくれた本来の意図は年齢による差ではなく、着る日の天気でした。寒さの底と言われる一月、二月、どんより曇りがちの日には暖かみのある赤地を、気温が低くても陽ざしの明るさに春が感じられるようであればすっきり白地を着たらいい、その日の天気で着るきものを選ぶようにと教えてくれたのです。

祖母自身、ある賞の授賞式に着て行くきものを色違いで二枚用意していたことがありました。祖母のきものには高価な訪問着はほとんどなく、何か祝い事とか、改まった席へ呼ばれたときは、白生地をその都度季節にふさわしい色に染めて、切りおろし、つまりまっさらなきものを用意して伺うことを身上としていました。授賞式当日の天気まではわかりませんから、どんな天気でも対応できるようにほとんど無地に近いきものですが、二枚、色違いで用意しておいたのです。

祖母は花柄が着たいと言った私に早いうちからいくつか、雰囲気がまったく異なる反物を支度しておいてくれました。濡れ描きの花のきものはそのうちのひとつで、白地に淡いピンク、オレンジ、黄色、藤色で大輪の花が描かれ、花の周囲を明るい緑の葉が彩っています。にごりのないやさしい色あいに魅了され、私は大輪の花を全身にまとう日を夢見て幼い日を過ごしていました。
やがて大人の寸法のきものを着られるようになって、実際に支度をととのえてくれたのは母の青木玉でした。きものは仕立てておきさえすればいつでも袖を通すことができますが、きもののほかに帯や小物類が必要です。濡れ描きにはあまり主張しない織り帯を選んで、なるべくコントラストをつけないとりあわせをした方がいいというのがこのときの母の意見でした。ずいぶん根気よく母と一緒に帯探しをした覚えがあります。

それというのも、帯ときものは、両方がぴたりとあうと、それぞれ単体で見ているときよりより佳く、お互いの力を引き出しあって、見違えるほどぐっと立ち勝った表情を見せることがあるのです。そんなとりあわせを見つけたときの満足は、きものならでは。きものという衣装の力強さ、色の繊細さを感じることができます。

もちろん、きものと帯のとりあわせは答えがひとつと限ったことではありません。黒地の花柄の友禅も祖母が私に選んでくれたきものの一枚ですが、小さいころの私はこのきものの色彩を大層強いように感じて、しりごみしていました。「これはいいきものになるよ」と言ってたのしみにしていたのは、むしろ祖母だったかもしれません。私が袖を通したときには祖母はすでに亡くなっていたのですが、初めのうちにしめていた帯は赤の綴れに金で菊の刺繍がしてある母の若いころのものをコントラストをつけて、その後は祖母の白い箔置きの帯でおとなしくまとめて着ています。子どものころ強いとばかり思っていた黒の友禅のきものも、帯次第で案外おとなしく着られるのは意外な発見でした。
こうしたきもののやりくりで役に立ってくれるのは、やはり家にある祖母や母のきものや帯です。何よりも空で考えずに実際に試してみることができますし、その上で新たなものを求めるにしても、自分の希望をよりはっきりとさせることができます。

母のきものとのつきあい方は、もちろん祖母ゆずりなのですが、似ているようで祖母と母にも差があって、一枚のきものでもあわせる帯の好みは違っていることがあります。全体に祖母の方が気性の立った着方をしていることが多く、母はどちらかといえばやさしく、色彩感覚もやわらかです。そうしたきものと帯のとりあわせや、全体の好みは一朝一夕で身につくものではなくて、手間っかき、暇っかきなのがきものの感覚の伝授なのでしょう。

ここ数年、私はだんだんに祖母が着ていたきものを着始めるようになりました。亡き人のきものを着るということは、その人の内側にすっぽりと入りこみ、包まれるような感覚を覚えるものです。目の中にはそのきものを着ていたころの祖母の姿、あるいはその後に着ていた母の姿が残っていますから、私がすぐに着心地良く着られるとは限りません。傍から見て似あうかどうかの問題ではなく、自分ときものの感覚的な折りあいです。

きものは人生の折々の日を彩る道標のようなものかもしれません。いつか祖母が歩いた道を母がたどり、また時を経て、私が歩く。私ひとりの時は刻一刻と過ぎ去って、二度ともとへは戻らないものですが、祖母、母、私の世代間で見れば、大きくめぐっています。祖母から母へ、そして私へ、きものの愉しみは尽きることなくつづいているように思います。≫


気になっている箪笥の中の母の着物のことを考えながら、この文を読みました。
着物も暦と同じように、日々を丁寧に行き、年を重ねていくためのとても大事なものだなと
着付けを習ったことなどないのに、やはり自分で袖を通したくなりました。

"きものは人生の折々の日を彩る道標のようなものかもしれません"
きっと、そうに違いありません。

今までは、着物を別の形のものへ変えようといろいろ考えていましたが
まずは、とにかく空気にあてて、着てみようという気持ちに変わりました。
もう少し気候のいい時季になったら、袖を通すことだけでもしてみたいと思います。

"亡き人のきものを着るということは、その人の内側にすっぽりと入りこみ、包まれるような感覚を覚えるものです。"
この感覚は、母が着ていたワンピースを着たときに味わっていますが、着物を着てみたらどう感じるでしょう。
普段は、自分の内側に亡き母を感じることがしばしばですが、着物を着たときに感じる自分の思いがどんなものか、楽しみになりました。

私にとっては、暦も着物も生きる道しるべなんだろうとはっきり感じながら
鏡餅を開き、餡子と一緒に食べた静かな時間は、この上もなく幸せな時間でした。


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* 追記 

青木奈緒さんが、視点・論点で「きもの今昔」「月に想う」「幸田文の世界」のタイトルで語った内容も
アーカイブスに収められています。ご覧になりたい方は、どうぞ。→

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by echaloterre | 2016-01-11 22:54 | 表現されたもの、本・映画など
2015年 12月 29日

動物ドキュメンタリー、映画のこと


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マレで畑仕事をするようになってから、鳥たちがずいぶんと身近な存在になりました。
空を飛んでいる姿、飛び立とうとする姿、羽ばたきの音、巣の中にある美しい色の卵、親鳥に続いて泳いでいる子どもたちの姿等々
四季を通じて毎日のようにその姿を見ています。

かわいい姿もあれば、畑の野菜を食べてしまって苦々しく思うこともあったり
また幼い鳥たちが群れから離れてしまってる姿や、嵐などで命を失ってしまった鳥の姿も年に何回かは見かけます。
鳥たちの暮らしの現実のそばで私たちも暮らしているというわけです。

マレでは、鳥たちのための餌を置きません。
毎年のように餌を上げ続けられないなら餌をやってはいけないと聞いたからです。
鳥が期待してやってきたのに、餌がなかったらかわいそうな思いをさせるからです。
真冬の寒い時には、マレに行かないこともあるので餌を置かないことにしたのです。

まだマレで畑仕事をするなんて想像もしていなかった頃
南仏の町の古い映画館で、ジャック・ぺラン監督の"LE PEUPLE MIGRATEUR ル・プープル・ミグラトゥー" を見ました。
何度かブログでも書いているので、この映画のことをご存知の方も多いかと思います。
邦題は、"WATARIDORI"で、様々な渡り鳥の様子を紹介しているドキュメンタリー映画です。

南へ渡って飛んでいく鳥たちの真剣な表情がとても美しく、その賢明さに感動して
その後カセットビデオも買いました。
同じジャック・ぺラン監督の"le peuple Singe" 猿たちについてのドキュメンタリーも興味深いです。
日本の温泉に入っている猿たちの姿も出てきます。

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そのぺラン監督とジャック・クルーゾー監督による新作"LES SAISONS"が2016年の1月末に公開されます。
これはフランス版↓の公式サイトです。
『LES SAISONS』

邦題はどうなるでしょうね。季節、四季、シーズンズ・・・
おや、日本では1月15日、こちらより早く映画を見られるようですよ。
タイトルは、シーズンズ 2万年の地球旅行だそうです。

公式サイトはこちら↓。予告編がすぐ現れますので音が出ます!
映画『シーズンズ 2万年の地球旅行』

タイトルが示すように最後の氷河期から現在までの野生動物たちについてのドキュメンタリー映画です。
きっと見に行こうと思ってる方も多いでしょうね。

私もこれはぜひ映画館へ見に行こうと思っています。
南仏の町からこの町へ越してきて10年。
いろいろな出来事があり、映画館へ行くという気持ちになかなかなれませんでしたが
映画館独特の雰囲気、映画館から出たときのちょっと爽やかな気持ちをまた味わいたいなと思うようになりました。

先日、
LE PEUPLE MIGRATEURを見た同じ映画館で見た『 Billy Elliotビリーエリオット』(邦題はリトル・ダンサーなんですね)をテレビで見ました。
映画とともに、この映画を見た頃のこともいろいろ思い出されます。
映画も本や音楽と同じように、それと触れ合った季節、時間、空気、いろんなことがまるごとその上に重なり合っていますね。

来年は映画や本や音楽・・・そういったこともブログに少し登場するかもしれません。


そんなことを思う2015年の年末の今日は

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夜中に降っていた雨の後の青空

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また雨雲と雨が戻り

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そして再び明るくなった夕方・・・そんな空模様でした。

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なんかかっちゃん威張ってるわね。
「かーさんの大掃除監督として、しっかり見張りをしてるんです。全然進んでないじゃないですか?!」U^I^U*
えへへ・・・^^




 
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by echaloterre | 2015-12-29 23:25 | 日常の特別
2015年 08月 17日

市販のミラベルのジャムの味見①


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今年は、残念なことにミラベルをはじめ、プラムの収穫がほとんどない。
畑仲間に聞いても、どこも同じでプラムは不作のようである。おそらく猛暑のせいだろう。
ということで、毎年作っているミラベルのジャムも作れない・・・

そこで!!この機会に、市販のミラベルジャムを味見してみよう!ということにした。
自分で作ったミラベルジャム以外のものを実はまだ一度も食べたことがないので、いつかは味見したいと思っていたのだ。
まずはじめに、Reflets de France のミラベルジャム。Reflets de Franceは、カルフールのスーパーで買えるプチ高級ブランド。
Reflets de Franceなら、と味はわりと保証できる。

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そんなわけで、このジャムをまず食べてみた・・・けれど・・・
やはり、フランスの他の市販のジャムと同様、甘すぎる。
そして、私にはミラベルの味というよりも、アンズに近い味がした。
このジャムは、ミラベル、砂糖、ペクチン、クエン酸で作られている。
私がいつも作るのは、砂糖のみを加えたもの、砂糖とレモンを加えたもの、砂糖とグレープフルーツを加えたものの3種類。
レモンやグレープフルーツを加えると味が違ってくるのはわかるけど、砂糖だけを加えたものともちょっと味が違ったな。
ふっふふ、同じ果物でも作り方でジャムもいろいろ味が変わるのね。

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今年は、ミラベルジャムは作れないけど、メロンジャムを作ってみようかと思っている。
さて、どんな味になるかな。
ミラベルのジャムは、来年さらにおいしく作ることにしよう♪

ジャム作りの魔女のみなさん、ジャム作り楽しんでますか??? ^^
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by echaloterre | 2015-08-17 22:47 | 日常の特別
2015年 08月 04日

courge de Sicile シチリアヘビウリの花


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7月の終わりに、マレ仲間の畑で見つけた白い花。レースのような白い花。

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Courge de Sicile クルジュ・ド・シシール とか、Courgette sicilienne クルジェット・シシリアン と呼ばれる瓜で
日本語では、シチリアヘビウリというらしい。

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昨日3日に、再びこの島に行ったので、また花が付いてるかどうか見に行ったら、ひとつ咲いていた。
どうやら、咲き始めは不透明な白で、しばらくして脈のようなものが太くなりレースのような花びらになるようだ。
なんとも不思議な花だな~。

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この花から、蛇のように長い瓜ができていくのである。
そういえば、3年前に、このシチリアヘビウリの実をもらって調理したのであった。

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今年もたくさん実がなったら、一本分けてもらえるかな。^^
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by echaloterre | 2015-08-04 10:23 | 植物の名前